釣行日記 - Fishing Diary釣行日 : 2004/10/28 |
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ぶらり一人旅 - 書いた人 : じょー「今日釣りにいったら釣れるかなぁ…」の一言から始まった釣行である。前から行きたい行きたいとは思っていたんだが、身分上それは許されずなかなか行く事が出来なかったのではあるが、ついにそれが爆発し、さりげなーく釣りに行ってきた。行った場所はいつものゴミ池であり、それはもう寂れた釣り場である。 さて、数日前に台風23号か24号かが通ったのは知っていたのだが、その影響はどうだろうか? ぶっちゃけ、釣り場そのものよりも釣り場へ行くまでの道で死にかけた。というのも、この釣り場は泥と砂が多く、雨が振るたびに地形が変わると言う、それはもう特殊な釣り場なのである。 数日前まであったポイントがないっなんてのはざらでいつの間にか岬の先端が水の中に埋まっている事さえあるのだ。こればっかりは我々連合としても対応しきれず、毎回毎回頭を悩ませるのであるが、今回に関しては道が泥まみれになっており、普通に歩けばまず埋まると言う悲惨なものであった。更に厄介な事に何処が埋まるのか全く分からないのである。正に一寸先は闇である。 そこで、草の道を切り開き、少しずつ迂回して進むルートを取り、釣りに入った。本体の池は毎度の事ながら釣れる気がしないので3キャスト程度でパス。奥へと進んでいき、ポイントを的確に責めていく。 が、そこはやはりターンオーバーしており水が濁り、状態としては最悪な感じだった。速くも釣れる気がダウンし始め、これまでで一番実績の高い奥のポイントへと、これまた草を倒しつつ向かうのであった。(余談だが、普段なら途中で段差があるのだが、今回の台風で地形を変えなくなったようである(笑)。) とりあえずSRミニ 3/8オンス チャートをそこら中に投げていく。一番底の方を撫でるようにトレースしてくるという動作を5回ほど繰り返すと手前5m程度でヒット。釣れたのは上の写真で見て分かる通り30cmあるかないか程度のきれいなバスだった。上あごにガッツリかかっていたのでちょっと嬉しい。 再度違う方向へ投げると、これまた5投目程度にヒット。同じように底をトレースしてきたものに掛かってきた。こちらもかろうじて30cmあるかなー程度のバスだが、傷がちょっと生々しかったので撮影後すぐにリリース。 さらに今度は釣れた2匹のコースの丁度間をトレースするように引いてくると10投目程度でヒットするがエラ洗いであえなくバラシ。 気分転換に大好きなLv.200を岸沿いに遠投すると2投目で見事にヒット。結構な距離を格闘するが残り3m程度のところで跳ねられ慌ててラインを張ったが遅く、またもやばらしてしまう。 その後はあたりもなくなり、ポイントを変えようと思ったのだが、ヌートリア(連合の間では通称"天キネ")が現れ、これは釣るしかないと冗談で投げたら本当に引っかかった。かわいそうなのでそのままラインを流していると天キネは身を翻していとも簡単にルアーから身を離した。恐るべし、天キネ。 移動をし、夏場に実績のあるポイントへと到着。 ベイトフィッシュが多く、流れ込みも復活しており、これはいけると思いSRミニ、ジャンボグラブ、ヴィクセン、最終的にはゲーリー3インチまで持ち出したが反応無し。流れ込みがあり、多少水が綺麗だと思ったが、どうやらそういうわけでもなく、他の場所と同様ターンオーバーが入っているらしい。 さらに場所を移し、なだらかなブレイクになっている(というか数年前まではなっていた)ポイントにつくと、なんと3mはあるであろう流木が台風の影響で深々と刺さっているではないか。こういったポイントで釣るのが得意であった自分としては、数年前の事を思い出さずにはいらない。 すかさずジャンボグラブを投入しフォールさせると「ガツン」というアタリがあり、狙い通りの釣りに1人はしゃぐ自分。が、しかし異様に重くラインが走る走る。ベイトなら強引に巻く事も可能だが、スピニングだったのでひたすらラインが出て行く。やっと収まったころには30m以上離れていたと思われる。そこからえんやこーら、エッサッサとひたすら巻きに巻きようやく10m近くまで戻るが、また走られ……「これはもしやっ」と思い、またもやエッサッサな感じで巻き戻していく。既に7〜8分が経過しているように思われてならないが、実際は定かではない。ようやく相手も疲れてくれたのか手繰り寄せる事が出来、もう少しというところで水面に顔を出したのは……アメリカから食用に持ち込まれた綺麗な魚、いやいやいや綺麗でも何でもなく、むしろ汚い感じさえする雷魚様。「もしやっ」が実際になると酷く落ち込むものである。まあ、とりあえずランディングしようとするといきなり最後の力を振り絞ってか分からないが走る。以前に誰かが「雷魚は最初と最後に注意しないと竿折られるよー」と言っていたのを思い出すが、もっと早く言えよ!!!−−−もとい思い出せよといった感じであれよあれよと言う間にラインは無残にも切られ、残ったのは糸の切れ端。これは幸か不幸か悩む所であったが、釣ってもバスじゃないし、と思い直すことでショックから立ち直る。これがSRミニなんかであれば日本海溝に沈むくらいの心持になるのであろうが。その後は特にバイトらしきバイトもなく(実際はあったのかも)、そのまま迂回しつつ帰路についたわけである。ぶらり一人旅、釣り上げた魚こそ少ないものの、それなりに充実した日を送れたと思う。 はてさて、連合のメンバーが集結する事はいつになる事やら……。 |